• HOME
  • 第12回本フェチ大賞 特別賞 「花舞う空に祝福を」 りあ様[Histoire]

特別賞
「花舞う空に祝福を」
りあ様[Histoire]

爽やかな青空と優しげな世界観が魅力的♪
カバーと冊子がひとつながりに結ばれているアンソロジー

仕様
【カバー】 用紙:高透明フィルム/印刷:4色フルカラー+白止め/加工:箔押し(金)
【表紙】 用紙: OKムーンカラー ホワイト F-170/印刷:4色フルカラー
用紙:クラシコトレーシング 52kg/印刷:1色刷り(ゴールド赤口)
【本文】 用紙:コミックルンバ ホワイト 84kg/印刷:スミ刷り
【製本】 無線とじ
【加工】 フルカラー小口印刷

Interview

りあ様に、今作品の誕生したきっかけや装丁の考え方、
発行までのスケジュールをお伺いします!

まずは、今回のご本を作るきっかけを教えてください。

推しカプのアンソロジーを作りたい!と思ったのがきっかけです。 推しカプ界隈では初めてのアンソロジーだったので、折角なら拘って作りたいなと思ったのを覚えています。

使用された加工とその加工を選んだ理由があればおしえてください。

アンソロジーのタイトルが「花舞う空に祝福を」、テーマが「幸せ」なのですが、キャラクターの苗字や瞳の色等をタイトルに織り交ぜています。 それに合わせて表紙もデザイン頂いたのですが、キャラクターをイメージした 空や花の美しさが多方面から見えると、きっと幸せな気持ちになれると思い、側面に小口印刷をして頂きました。 透明フィルムカバーの透明感も相俟って、より特別感のある本になりました。

表紙の紙は、カバーを捲ったあとの紙の違いも楽しんで頂きたく、また「幸せ」がテーマなのもありキラキラした紙を使いたいと緑陽社さんに相談させて頂いたのですが、OKムーンカラーをご紹介頂き、レトロ感があってこれまでの過ごした日々を連想させるような表紙に仕上がりました。 遊び紙のトレペ印刷も、カバーの箔押しに合わせて金印刷にしたお陰で統一感が出て満足のいく一冊が出来たと思います。

今回のご本はどのようなスケジュールで進められましたか?

アンソロジーでしたので、半年以上前から計画がスタートしました。 なるべく早くページ数を確定させようとは意識していました。 装丁にも拘ったので、入稿も早かったと思います。

今回のご本のような装丁で同人誌を作ってみたい!とお考えの方に向けて
メッセージをお願いします。

透明フィルムカバーやトレペ、側面への小口印刷などを掛け合わせ、デザインを統一しながら拘ると、透明感のある素敵な一冊に仕上がると実感しました。 透明感のある特別な一冊を作りたい時は本当にオススメです!

最後にひとことお願いします!

改めて、こんなに素敵な賞を受賞出来ましたこと、本当に光栄に思います。 楽しく、やりたいと思ったことはやる!をモットーにこれまで同人活動をしてきましたが、自分が心を込めて作った作品を他の方にも素敵だと思って頂けてとても嬉しいです。 今後も今回のことを励みに、愛を注いで本作りに励みます。 ありがとうございました!

Staff Comment

こちらの作品の大きな魅力は、豪華な装丁が調和している点です。 表紙の「OKムーンカラー」は、繊細で柔らかなパール感が特徴的な特殊紙です。そして、イラストの絵柄は紙地の特色を引き立てるように空間をあけて配置されています。 高透明フィルムカバーの透明感と箔押しの煌めき、表紙のパール光沢が上品に合わさり、温かな美しさを醸し出しています。 デザインによってはゴージャスな雰囲気にもなる加工ですが、こちらの御本では淡くやさしいイラストと、幸せをテーマにしたデザインが見事にマッチし、作品に合ったやわらかな祝福の輝きが生み出されています。 さらに、フィルムカバーと小口プリントは、そでの青空と花びらがひとつながりのように一体感を持っています。 本を読み終えて閉じる瞬間に小口の透き通るような青空の印刷が見え、爽やかな世界観を楽しむことができます。

▼ 第12回 受賞作品 ▼


ページTOPへ