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大賞
「1000カラットで踊りましょう」
あきの様[絵空事]

第13回大賞
2冊合わせて650ページ超の冊子を豪華なブックケースに収納。
キャラクターの魅力がぎゅっと詰まった夢のあふれるアンソロジー

仕様
ブックケース 用紙:OKムーンカラー ホワイト F-90/印刷:4色フルカラー
加工:高精細箔押し(艶消し金、加熱押し、白箔)/三方背・貼り箱
【表紙】 用紙:シェルルックN ツインスノー/印刷:4色フルカラー
加工:高精細箔押し(①銀②金)
口絵 マットコート 110kg/印刷:フルカラー4C
用紙:クラシコトレーシング 白 52kg
印刷:①1色刷り(シルバー)②1色刷り(ゴールド赤口)
【本文】 用紙:コミックルンバ ホワイト 84kg/印刷:スミ刷り
【製本】 無線とじ
【しおり】 用紙:スノーエッセンスCoCキラ166.5kg/印刷:両面4色フルカラー
【フライヤー】 用紙:スノーエッセンスCoCキラ166.5kg/印刷:両面4色フルカラー

Interview

あきの様に、今作品の誕生したきっかけや装丁の考え方、
発行までのスケジュールをお伺いします!

今回のご本が生まれたきっかけは何でしょうか?

金色のコルダ・スターライトオーケストラの成宮智治というキャラと、成唯というカップリングの魅力を存分に詰めこんだ夢の本を作りたいという思いで、企画しました。

使用された紙・加工と、特にこだわりを持った部分があれば教えてください。

外箱の装丁は、外箱の装丁イラストであるふたりの結婚式をテーマに、実際の結婚式でつかわれる小物をイメージして作ってくださいました。

全年齢本とR18本の表紙は、それぞれ、多面的なカップリングの魅力をすこしでも表したく,たくさんの方にご協力いただきました。

そして成宮智治のテーマフラワーをモチーフに箔をあしらっていただき、華やかかつ統一感を出していただけるよう、デザインをお願いしました。

本文は、様々な作品の掲載されるアンソロジーの性質上、結婚式というテーマで雰囲気をまとめ、ひとつの本としての雰囲気を大切に、デザインしていただきました。

今回のご本はどのようなスケジュールで進められましたか?

前もって,いろんな方にお力をお借りし、印刷所の方にご相談にのっていただきつつ、
進めました。

緑陽社さんはページ数をもとに見本のブックケースを試作してくださるため、
スケジュールは他の本と異なりましたが、都度、丁寧にご説明くださり、
安心して進められました。

今回のご本のような装丁で同人誌を作ってみたい!とお考えの方に向けて
メッセージをお願いします。

外箱や箔などの普段使わない要素を使うときは、スケジュールのご相談が本当に大事でした。
緑陽社様は、ご担当の方がすごく丁寧に相談に乗ってくださいましたので、
チャレンジしたい方はぜひまずはご相談されるのがよいと思います。

最後にひとことお願いします!

数々の執筆者様やデザイナー様、そして印刷会社の皆様のお力をお借りして,
推しの魅力を存分に詰めこんだ一冊ができ、素晴らしい体験となりました。
本当にありがとうございました。

Staff Comment

こちらの作品を手に取ったとき、改めてその厚みと、美しい輝きに、目を細めました。
パール光沢が煌めく「ブックケース」は丈夫な貼り箱で作られています。背には白箔、表面には艶消し金箔でタイトルが施され、描かれた睦まじくある二人の姿の背景とヴェールの飾りには、しっとりと上品な模様が加熱型押しであしらわれています。

箱の中には昼の明るく朗らかな印象の作品と、夜の大人の世界を垣間見るような作品が収まっています。 どちらもパール光沢紙に金箔や銀箔が全面に施され、夢のような輝きにうっとりと惹き込まれます。
また表紙をめくると、それぞれオリジナルで作られたしおりが挟まっています。こちらも特殊紙に両面フルカラーという贅沢なしつらえで、ついしおりそのものに見入ってしまいます。

タイトルの「1000カラット」は宝石の重さの単位(1カラット=0.2g)に由来しており、 心臓の重さをカラットで表現し、ときめきに満ちた二人を表していることが作品のあとがきに記されています。
2冊の本文が合わせて650ページを超えるこの作品の重量は1,124グラム、実に5,620カラットに相当します。
世界最大のダイヤモンドは約3,000カラットだったといいますが、作家様の作品に注いだ愛の深さはそのダイヤモンドの価値では測りきれません。
これだけの装丁ひとつひとつを決断し、作品原稿を編み上げた作家様が注いだ情熱に質量というものがあれば、どれほど大きなものでしょうか。
装丁の豪華さ、作品への並々ならぬ愛、洗練されたデザイン、それら全てを讃え、ここに第13回本フェチ大賞をお贈りします。

▼ 第13回 受賞作品 ▼


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