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  • 第10回「本フェチ大賞」準大賞 五+夏アンソロジー 天下無双の俉(とも)
準大賞

五+夏アンソロジー 天下無双の(とも)


人生オワ太郎様 [偏差値3]

使用オプション
コデックス装 / 箔押し(銀) / 金・銀追加(銀) / 厚盛りニス / 見返し (スタードリーム-FS シルバー)/ カラー口絵(ヴァンヌーボV-FS スノーホワイト)
受賞コメント

受賞コメント

人生オワ太郎様

この度は栄えある賞を頂き大変嬉しく思います。 同人誌の装丁を考えるのが好きな自分にとって、本フェチ大賞は憧れの存在だったので、まさか受賞が叶う日が来るとは思わず恐縮しております。 今回のアンソロジーでは、原作やキャラクターの持つイメージが装丁から伝わるよう、色々な加工を組み合わせました。 表紙で一部見えている絵の全体が、めくってすぐの見返しに印刷されており、開くと表紙のそれとは異なる印象で現れるようになっています。 また表紙/裏表紙の手形は、原作の人物紹介ページで用いられているデザインから着想を得ており、開いた際に互いが向き合うようになっています。 作品のイメージを五感で伝えられるのが装丁の醍醐味だと思っているので、今後も色々と試しながら作品の世界観を表現していきたいです。 発行にあたり、作家様、関係者の皆様、そして緑陽社様には多大なるお力添えを頂きました。こうして発行と受賞ができたのも、ひとえに皆さまの存在あってこそと感謝しております。 本当にありがとうございました!

今後作りたい本

今後作りたい本

普段表紙にはイラストを使うことが多いのですが、絵を用いない、加工が主役の表紙はいつか作ってみたいと思っています!憧れです!

審査員コメント

「コデックス装のアンソロジーは本邦初じゃないですかね…」
緑陽社に長年勤めるスタッフの一人がそう唸ったのは2020年下半期のことでした。
コデックス装はページによっては糸が見えるため、そこに見開きページが入ると見開きのイラストが糸で断絶されます。複数の方が寄稿されるアンソロジーでコデックス装を採用する難しさの一因です。執筆者様に装丁にこめる思いとその装丁が内在する制約を説きコデックス装を実現された調整力に感嘆するばかりです。
あとがきに「出すからには絶対最強の本に」という意気込みが書かれていましたが、まさに「最強のアンソロジー」という称号がふさわしいのではないでしょうか。
作者様の並々ならぬ作品への愛の力がこのアンソロジーを世に産み出したのだと思います。



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