特別紹介

わたしはあなたを×したい / 剪定事抄


人比良様 [四面楚歌]

「第6回 作家賞」を受賞した人比良様の新たな作品を特別にご紹介させていただきます!
前回の受賞作品に続き、今回も独創的で新しい切り口の素晴らしい装丁をご堪能ください。

使用オプション
本文色刷 / 空押し / ミシン目加工 / 表2-3フルカラー印刷 / カラー口絵
受賞コメント
人比良様

受賞有難うございます。本フェチ賞は皆さん愛に溢れた装丁作られてるのでいつも楽しみにしています。
「わたしはあなたを×したい」は、元々疑似小口染めをしたいなというだけだったのですが、 《閉ざされた世界が少しずつ狭まっていく》という装丁ネタを思いついて、それに合わせる形で本文を書き上げた、装丁先行型の本です。

逆に「剪定事抄」はまず《剪定されるバッドエンドの世界線》というコンセプトがあり、それを体現するデザインを突き詰めた結果ミシン目という装丁に行き着きました。
今後作りたい本
鍵つきの本とか出してみたいです。表紙にはトムソンで鍵穴を……!あとは1000頁を越える鈍器本をこっそりと計画しています。
審査員コメント

●「わたしはあなたを×したい」
一見すると表紙は蛍光ピンクの紙に白刷りしたように見えますが、実際には薄ピンク色の「ハンマートーンGA ばら」に蛍光ピンクで印刷しています。
本文には枠のようなベタがあり、横から見ると小口染めのように見えます。ベタ枠は本文を読み進めると次第に幅が広くなり、「閉ざされた世界」が再現されるというアイデアが素晴らしいです。

●「剪定事抄」
空押しで再現されたタイトルの上を、一本のミシン目が走っています。作品のキーワードである「剪定」を本の装丁として見事に現したアイデアには脱帽です。ミシン目を切り離すと炎渦巻く口絵が現れ、物語の世界に引き込まれていきます。作品ごとの扉ページにある選択ボタンの演出も見事です。



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